【速報】 20年ぶりの大回顧展「マティス展」がいよいよ開幕!

アート|2023.4.27
文=坂本裕子(アートライター)

20世紀美術の巨匠、アンリ・マティスの大回顧展が、東京都美術館ではじまった。
日本では約20年ぶりの待望の大規模個展は、世界最大規模のマティス・コレクションを誇るポンピドゥー・センターから名品およそ150点が集結。本邦初公開の初期傑作《豪奢、静寂、逸楽》をはじめとする粒揃いの絵画作品にとどまらず、彫刻、ドローイング、版画に、後半生を彩った切り紙絵、そして晩年にその集大成として建築、空間から家具、オブジェ、典礼用の衣装までを手がけた南仏ヴァンスのロザリオ礼拝堂に関する資料まで、多角的に創作を追う。色彩を解放しフォーヴィスム(野獣派)の絵画様式を生み出してから、色と線による造形を探求し続けたマティスの芸術をたどる豪華で壮大な空間は必見だ。

「1章 フォーヴィスムに向かって」の展示風景から 左が日本初公開の《豪奢、静寂、逸楽》(1904年秋–冬 オルセー美術館寄託)
「2章 ラディカルな探求の時代」の展示風景から
「6章 ニースからヴァンスへ」の展示風景から
「7章 切り紙絵と最晩年の作品」の展示風景から
「8 ヴァンス・ロザリオ礼拝堂」の展示風景から この奥では本展のために撮り下ろした礼拝堂の美しい映像を楽しめる

【展覧会概要】
マティス展

※日時指定予約制
会場:東京都美術館 企画展示室
会期:2023年4月27日(木)~8月20日(日)
時間:9:30-17:30(金曜は20:00まで)
休室日:月曜、7/18(火) ※ただし、5/1、7/17、8/14は開室
料金:平日 一般2,200円、大学生・専門学校生1,300円、65歳以上1,500円
      高校生以下 無料
電話:050-5541-8600(ハローダイヤル)

展覧会公式サイト:https://matisse2023.exhibit.jp/

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