出張!毎日パンダ番外編
3月23日「毎日パンダ」写真展 日立シビックセンター

|2023.3.23
取材・文|編集部

「毎日パンダ」高氏貴博さんが日立市とコラボ

茨城県日立市の日立シビックセンターで、写真家高氏貴博さんの写真展が開催中だ。高氏さんは、上野動物園のパンダの写真を毎日アップするブログ「毎日パンダ」を運営する写真家で、本サイトでも「出張!毎日パンダ」を連載中だ。
茨城県日立市では、2019年より市内の日立市かみね動物園へのパンダ誘致活動を行っており、本展示はその一環として、市民の気運醸成のために企画された。「もともと2020年度に開催予定でしたが、コロナ禍で延期となり、3年越しでの実現となりました。可愛らしい高氏さんの写真を通じて、市民の方々にパンダに興味を持っていただきたいと思っています」と本企画を主催する日立市産業経済部観光物産課主事の樫村英理子さんは話す。
展示は膨大な高氏さんの作品の中から厳選された約100点の写真で構成され、広々とした空間に、シンシン、リーリー、シャンシャン 、シャオシャオ&レイレイ、とそれぞれのコーナーが分かれている。2月に中国に返還されたシャンシャンは最も展示数が多く、誕生から今までの成長を追える内容となっている。展示はすべて写真撮影OKで、シャンシャンの等身大パネルも設置され、一緒に写真を撮ることもできる。展示初日から熱心なパンダファンが訪れ、写真を撮っているという。

日立市では今回の写真展のほか、市民の気運醸成のため、パンダジャーナリスト中川美帆さんの講演会を企画。JR日立駅にある、日立駅情報交流プラザ「ふらっとひたち」では、茨城県名物の納豆やお菓子のパッケージにパンダをあしらった商品をお土産として販売している。「長かったコロナ禍も収束し、イベントを開催しやすい状況となってきました。これからもさまざまな催しを行っていきたいですね」と樫村さん。会期は3月26日(日)まで。可愛らしいパンダをテーマとした茨城散歩も楽しいだろう。

展示作品より 左/シャンシャン 右/シャオシャオ・レイレイとシンシン
左/シャンシャンの等身大パネル。シャンシャンと一緒に記念撮影ができる 右/シャンシャンのコーナーに設置されたメッセージカード。ファンが熱いメッセージを書き込んでいる

⬛︎高氏貴博さんより
 今回は出張編として上野を離れて日立市にお邪魔しました。暑すぎず寒すぎずな気候はパンダにとっても過ごしやすいと思いますので、この地にもぜひパンダが来てほしいという気持ちを込めて写真を選びました。お時間が許す限りゆっくりご覧いただけましたら幸いです。
 先月渡航したシャンシャンとの思い出の数々、親離れのタイミングで注目のシャオシャオ・レイレイの1年間の振り返り、リーリーとシンシンの12年間の歩みなど、家族ごとにコーナーを設けた贅沢な展示となっています。広々としたスペースにパンダたちのいろいろな姿を余すことなく展示していただきましたので、動物園でのパンダの暮らしぶりを写真でじっくり見ていただけると思います。何度も足を運びたくなる楽しくて温かい空間です。 
パンダが日立に来たらどんなストーリーが展開されるだろうと想像を巡らせながら存分にお楽しみください。

展示作品より 左/シンシン 右/リーリー

展覧会概要
「毎日パンダ」 写真展 日立シビックセンター 1階ギャラリー

会  期: 2023年3月13日(月)~ 3月26日(日)
開室時間:9:00〜18:00
休 室 日:なし
観 覧 料:無料
問 合 せ:日立市ジャイアントパンダ誘致推進会議事務局
TEL:0294-22-3111(内線482)FAX:0294-24-1713
MAIL:kanko@city.hitachi.lg.jp

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